ベトナム起業・私生活編

こんにちは!KOBAKURAです!
今回はベトナムでの私生活についてです。
私生活といっても隔離が明けてすぐの私の心境です。
日本を離れ2週間ちょっと。何をいっているんだと思うかも知れません。

新型コロナウイルス感染症拡大により、日本から海外への渡航制限がかけられている中、政府特例便により8月23日に入国して早3週間。
最初の2週間はハロン湾にあるFLCホテルで隔離生活を送っていました。
隔離中は部屋から一歩も出れないので時間を持て余していました。
2週間の隔離を経てハノイのリンランにあるサービスアパートメントに到着。
ようやく得た自由な時間。誰にも行動を制限されない環境。
隔離明け3日くらいは自由な時間を楽しんでいました。
しかし、私はベトナムに仕事をしに来たのです。毎日いろいろな人に会い、食事をし、お酒を飲み、充実している生活のように思っていました。
4日目くらいからそれが勘違いと気付きます。何も前に進んでいません。
私は急に不安に襲われました。私はベトナムでも事業主なのです。

私の思いつきで「ベトナムで会社を作る!」と始まった今回のベトナム進出。
日本法人の取締役を巻き込み2019年はお互いが1ヶ月おきに渡越し、難しい書類は全て取締役にお願いし、コロナ禍と言えど政府特例便を使用しベトナムにきたのに隔離と飲み会しかしていません。
「あれ?俺何やってんだろ?」気づいてしまいました。
隔離期間中に考えていたビジネス、何も動いてはいません。
考える時間が膨大にあったのにもかかわらずお酒しか飲んでいません。
「まだ隔離が明けて何日も経っていないんだからそういうもんじゃない?」
日本にいる妻はそう解釈していました。そう思いたいが違和感しか感じない自分がいる。私は事業主であり、企業から派遣された社員ではない。友達もいない。
日本にいるときはわかっていた状況なのにいざ本番になると急に不安に押しつぶされそうになります。

急いては事を仕損じる

頭では分かっています。しかし気持ちが連動しません。
「まじでやばい。俺ベトナムで無収入じゃん。」
さらに追い込まれます。隔離期間中、言葉が悪いですが軟禁状態で2週間。あんなに拘束されたことがなく確かに精神状態は普通じゃなかった。しかし、自由な時間を手に入れても不安しかない。精神状態は悪化する一方です。自分でも何を焦っているのかが分かりません。どうしたらいいのかも分かりません。

隔離明け1週間が経ち始めての日曜日。精神状態が不安定なままフラフラと家から近いローカルの喫茶店に入りました。日本にいたときは毎日飲んでいたコーヒをもう3週間飲んでいないので無性に飲みたくなり一人で入店しました。
道路に面していてほぼ外で営業しているお店でブラックコーヒを注文し、ぼーっとしていたらいつの間にか2時間経っていました。コーヒー第70円を払い席を立った時急に気持ちがスッキリしました。

何故だかわからない。よく考え、思い出せば70円のコーヒーで2時間席を占領していた私にお会計の時に店員さんが笑顔でありがとうと言ってくれたからと気付きました。なんだかとても嬉しく胸にあったモヤモヤが全て吹き飛びました。

頭と気持ちがようやく連動しだし、私の気持ちはまとまりました。

私が今できる事を全力で行動する。常に前を向いて生きて行く。

ようやく初心に帰り、普段の自分を取り戻しました。
さあ、明日からがんばろう!