ハノイ・デング熱

こんにちは!KOBAKURAです!
今回はデング熱についてです。

10月ももう終わりですねー。ハノイもすっかり秋になり、涼しくなってきました。ハノイでは涼しくなってくると、デング熱が流行するそうです。
デング熱の主な媒介生物はヤブカ属の中でも特にネッタイシマカヒトスジシマカなどのによって媒介されるそうです。このウイルスには4つの異なる型があり、ある型に感染すると、通常その型に対する終生免疫を獲得しますが、他の型に対する免疫は短期間だそうです。また、異なる型に続けて感染すると、重度の合併症のリスクが高まります。

最近私の仕事先の社員さんや、飲食店のオーナーもデング熱にかかったそうです。みなさん完治まで2週間かかっており、かなり厄介なウイルスと思われます。ものすごい高熱や発疹等が症状として見られかなりつらいそうです。

デング熱の症状の特徴は、突然の発熱、頭痛(一般的に目の奥の痛み)、筋肉や関節の痛み、発疹があります。
発熱期には、40℃以上の高熱が出ることがよくあり、全身の痛みや頭痛を伴う。通常、このような症状が2日から7日続きます。この段階で発疹の症状が現れるのは、50 – 80%だそうです。

統計上デング熱に感染しても、8割以上の方は無症状、2割の方が重症化します。私の知り合いの方たちは重症化の部類に入るのでしょうか。
このウイルスは人から人への感染はないので、そこだけは安心です。

厚生労働省のホームページを見ても、デング熱や重症型のデング熱に特異的な治療法はありません。しかし、早期発見と適切に医療機関を受診することにより、死亡率を1%未満に低下させることができます。

しかし、デング熱の感染率は、ここ数十年間に世界中で劇的に増加しています。圧倒的多数の感染例が無症候であるうえ、たくさんの患者が誤って診断されていることから、デング熱の患者数は、実際より少なく報告されています。現在、一つの推計では年間でデング熱感染者は3億9000万人(信頼水準95%[2億8400万人-5億2800万人])と見積もられ、そのうち9600万人(6700万人-1億3600万人)が臨床症状(全ての重症度を含む)を発現しているとみられています。別の研究では、デング熱の流行により128か国で推定39億人がデング・ウイルスへの感染リスクにさらされているとみられています。

WHOの3地域における加盟国は、定期的に毎年患者数を報告しています。報告された患者数は、2010年の220万人から2016年には334万人に増加しました。デング熱の世界全体での疾病負荷が、どれ程かは確かではありませんが、デング熱の全数報告を始めてから、近年、一部では感染者報告数の急速な増加が示されています。

媒介するのが蚊なので防ぎようがないですね。なので海外で発熱した際はすぐに病院に行かれることをお勧めします。悪化したら大変です。
今ハノイでよく言われているのは、昼の蚊は危なくて、夜の蚊は安全のようです。都市伝説かもしれませんが、みんな言ってるので本当かもしれません。笑

アジアの蚊は、涼しくなると活動が活発になるそうなので渡航の際は皆様気を付けてください!

ではまた!