こんにちは!KOBAKURAです!
今日は、私がサッカーを教える際に重要視している『得意を伸ばす』ということについてお伝えしていきたいと思います!
人は生活を続けていく中で、苦手とすることの1つや2つは必ず出てくるものだと思いますし、それが人生において当たり前な原理ではないでしょうか。
食べ物の好き嫌い、積極的な人や消極的な人、勉強が得意な人や苦手な人、運動ができる人やできない人など、人は成長を重ねるごとに個性がはっきりしてきますよね。
そこで初めて自分が苦手とすることがわかってくるのですが、そこで「苦手なことは克服しなさい」と両親から言われたり、「直した方がいいよ」と友人に言われたりすることもあるでしょう。
ですが、苦手だからといって全部が全部、必ず克服しないといけないというものではないように思います。
たしかに食べ物であれば食生活や健康にも関わることなので、好き嫌いはない方がいいですし、勉強においても社会人としての常識やマナーくらいは知っておく必要があります。
ただ、消極的だからといって積極的にならないといけないという訳ではなく、運動ができないからといって運動をしないといけないという訳でもありません。
消極的だからこそ、運動ができないからこそ、その人にしかできないような得意分野が見つかることだってあります。
時にはバカにされたり罵られたりすることがあるかもしれませんが、言いたい人には言わしておけばいいと思います。
まずは苦手分野を自分の個性の1つとして受け止めながら、得意分野を見つけることが大切ではないかと感じています。
苦手なことだと意識するようになると、無意識のうちに「関わりたくない」「離れたい」「見たくない」など、抵抗感が生まれるようになります。
一度こうなってしまうと人は自らの殻に籠ってしまうので、中から殻を破るのには相当な労力と時間を要します。
ひとりでできないことでも仲間と一緒に力を合わせれば克服できる、ということもあるかもしれません。
ですが、そんな信頼できる仲間や都合のいい環境に誰しもいる訳ではないので、無理に克服しようとすると返って逆効果になってしまうこともあるでしょう。
人間は嫌なことに向き合おうとするとかなりの精神力を使うことになり、身体への影響や精神的ストレスも大きなものとなります。
このままでは得意なことを見つけることができないどころか、自分の成長速度も一気に停滞してしまう原因にもなりかねません。
結果として苦手分野が完全に克服できればいいですが、成果がなければ今まで無理をして頑張ってきた時間や労力が水の泡となってしまう可能性も十分考えられます。
なので自分にとって本当に克服が必要なことなのか、苦手であることが今後の人生の中で害となるのか、時間というのは「無限」ではなく「有限」なので、無駄にしないよう適切に判断することが大切だと思います。
苦手分野の克服には時間と労力がかかりますが、それとは逆に自分の得意とする分野に関しては、伸びやすいということをご存じでしょうか。
なんとなく想像してみればわかると思いますが、得意と感じているものに対して人はなんの抵抗感もなく、自ら進んで行動しようとするものなんです。
例えば料理が好きな人は、今よりも美味しいものが作れるように料理教室に通ったり、スポーツが得意な人はプロになるためにトレーニングジムでの肉体強化や、スクールに入って技術を高めようとしますよね。
苦手なことだと努力することを苦痛に感じてしまうところが、得意なことだと努力することを惜しまず望んで受け入れます。
同じ努力であっても向かう先が違うだけで全く意味が異なり、努力に対する姿勢や向き合い方、その精度にも差が出てきます。
苦手分野に好んで向き合う人はほとんどいないでしょうし、人間は楽しいと思ったことを優先するものです。
だったら克服に時間を費やすより、楽しいと思える得意なことに時間を使った方が人生も有意義になって、自分の長所も伸ばせて成長にも繋がります。
苦手なことがあるのなら、克服ではなく得意分野でカバーすることを考えた方が、何倍も効率的だと思います。
いかがでしたか?今回はサッカーとは別の視点でお伝えしてきました。しかし、サッカーも生活も全ては同じ人間が成すことです。
生活で考える事によりサッカーにも繋がっていくと思います!
ではまた!